邦題:張り詰めた糸 原題:The Same Boat アメリカでの評価 :9.3/10
ネタバレしているので、見たくない人は注意してくださいね!
尚、訳はMAMIがしているので日本語版と違うこともあるのでご了承ください。
前回第12話までの流れ:
リックの説得により「救世主」グループのアジトへ到着したリックグループ達は、グレゴリーの偽者の頭を劣りに、見張りの二人を片付ける。そして、寝静まっている救世主メンバーを次々に殺していく。グレン、ヒース、ゲイブリエルらは初めて生きている人間を殺すことになり、それぞれの苦痛と共になんとかやり遂げることができた。侵入したアジトを一掃したリックグループだったが、バイクで逃走しようとした男を捕らえ人質にしようとした時、その男が持っていたトランシーバーから声が聞こえる。
トランシーバーの女の声は、「マギーとキャロルを捕えた」と言っていた。
目次
第13話あらすじ(ほとんど詳細)
キャロルはマギーにその場にいるように強く言い放つ。
その瞬間、男がキャロルたちを襲おうとし、キャロルは男の腕を撃つ。
マギーが男に銃を構えた瞬間、女の声が背後からする。
そこには3人の女が立っていて、キャロルに銃を向けていた。
ここで、場面は12話のラストに戻る。
ポーラ(この小グループのリーダー)はリックが自分たちの仲間であるプリモがリックたちに捕まる様子を双眼鏡で見る。
そして、リックたちに無線でキャロルとマギーを捕まえたことを報告する。
リックは交渉を望むが、ポーラはまた後で連絡すると伝える。
ポーラたちグループはマギーとキャロルにカバーをかぶせ、どこかへ連れて行く。
そこは暗くて汚れた場所だった。どうやらポーラたちは食肉処理場へと連行したらしい。
マギーとキャロルは両手足をガムテープで縛られ、口も縛られる
ポーラたちが襲い掛かってくるウォーカーを倒した際に、キャロルの目の前にいたウォーカーからロザリーが落ちる。
それを拾い上げポケットにしまうキャロル。
ポーラたちは一瞬出て行くが、すぐに戻ってくる。しかし、キャロルの呼吸が激しくなり、マギーはそれにびっくりし、キャロルは大丈夫だろうかと心配する。
ポーラたちは男が腕が痛むと文句を言っているのに注意をとられ、キャロルの異変には気にも留めなかったが、マギーがなんとかキャロルの様子がおかしい事を指摘する。
女たちはマギーとキャロルの口を開放し、キャロルが涙ながらにロザリーを握り締める。
それを見て、ポーラはキャロルの事を「弱い人間だ」と思い笑う。
キャロルはマギーとおなかの赤ちゃんだけは助けてやってほしい、と懇願し、モーリーという名の女がマギーの近くでタバコを吸うのをやめて欲しいと頼む。
モーリーは小ばかにして、こんな状態でそんな心配は必要ない、と言うが、もう一人の女がモーリーにタバコをやめるように注意する。
ドニー(キャロルに撃たれた男)はキャロルを殺してやるといい、今にも襲い掛かろうとするが、リーダーのポーラがまだ殺すなと命令する。
しかし、ドニーはそのポーラの態度が気にいらず、ポーラを殴る。マギーはドニーの足をつまづかせ、怒ったドニーに頭でどつきをかます。
ポーラはドニーを銃の底部分でなぐり、ドニーは意識を失う。そしてもう一人の仲間の女、ミシェルにマギーを別部屋に連れて行って尋問するようにと命令する。
ミシェルはマギーに仲間の住処かと尋問する。
ミシェル:「あなた達はいい人なんかじゃないわ。知っておくべきよ」
マギーはミシェルの指が一本無くなっていることに気づく。
マギーがどうしてそうなったのかと聞くと、ミシェルはガソリンを盗もうとしてそうなったと答える。
ミシェルは彼氏がガソリンを一緒に盗もうとして吹っ飛んだことや、以前妊娠していたことを明かす。
マギーが「ごめんなさい」
と言うとミシェルは言う
「そう思ってないくせに」
ーーーーー
キャロルが拘束された部屋へとシーンは戻る。
キャロルはポーラたちに、自分たちを助けてくれたことについて礼を述べる。
しかし、ポーラは答える
ポーラ:「あなたって惨めな人ね」
無線からリックの声が入る。
リック:「どうだ?交渉する気になったか?」
ポーラは答えを出さず無線を切る。
ポーラはキャロルに向かって、
「あなた達は私たちの仲間を皆殺しにしたのだから、ただでは済まない事くらいわかっているでしょうね、」
と忠告する。
キャロルは目に涙を溜めながら、以前ニーガンの仲間に自分達の持っているものをすべて奪われそうになった事を話す。
キャロル:「ニーガンってそうとう怖い人だと思ったの。だからこのままにしておいてはいけないと思って」
モーリー:「あのね、私達全員”ニーガン”なのよ」
キャロルはモーリーの言ったことに対して困惑する。
ポーラはキャロルに自分は昔オフィスで働いていて、つまらない業務をこなしていたこと、そして彼女の上司が自分を殺し、彼女も殺そうとしたときに彼を殺したこと、その上司が一番初めに殺した人物であったことを話し始める。
ポーラ:「でも殺した数が2桁に入ったらもう吹っ切れたわ。あなた達だってそうよ。殺人よ。あなたも殺人グループにいる限り彼らと同じなのよ」
キャロルは静かにポーラを見つめ、言う
キャロル:「死ぬのが怖いのはあなたよ。リックとの交換条件を飲まない限りあなたは死ぬことになるわ」
ポーラ:「あなたが私を殺すの?」
キャロル:「そうならないことを願うわ」
ポーラはキャロルの声を聞いたのか、リックに返事し、交渉を承諾して居場所を教えるが、リックの仲間はもう外まで来ているのではないかと勘ぐる。
ポーラは一分ほどの距離にいる近くの仲間グループに無線で連絡し、キャロルを一人部屋に閉じ込めたまま出て行く。
キャロルはロザリーのとがった部分を地面で鋭く磨き、ガムテープを切る。
そしてマギーの元へ向かい、マギーのガムテープを解く。
キャロルはマギーにすぐにここから立ち去ろうと提案するが、マギーはそれに応じない。
マギー:「彼らを生かして置けないわ。終わらせなければ。」
そしてマギーとキャロルはドニーのいる部屋へ行き、ドニーはもうすでに死んでいてウォーカー化しようとしていることに気づく。
急いでドニーに縄をくくりつける二人。
そしてモーリーが戻ってきた。しかし、ドアを開けた瞬間にウォーカー化したドニーに噛まれる。
マギーはモーリーに背後から襲いかかり、モーリーを始末する。
キャロルはモーリーが持っていた銃を奪い取り、ウォーカーが溜まっている場所へとたどり着くが、ポーラが銃を構えて向かってくる。
周りにいるウォーカーを見ると、マギーとキャロルは溜まっているウォーカーたちがわざと動きが遅くなるように体を傷つけられているのに気がつく。
***動画ここから
ポーラはマギーとキャロルに向かって弾がなくなるまで銃を連発する。
キャロルはポーラに向けて銃を構えるが「逃げなさい」と言う。
マギーはキャロルにポーラを撃つように言うが、キャロルはポーラを撃たない。
ポーラ:「やれば?あなたドニーもモーリーも殺して私の仲間をずたずたにしたわ。」
キャロルは繰り返しポーラに「どっかへ行きなさいよ」と言うだけで、銃を撃たない。
マギーはそれに対しイライラする。
ポーラ:「あなた私がしたことなんて全く知らないでしょ。諦めなきゃいけなかったこと、やらなきゃいけなかったこと。。」
キャロル:「お願いだから逃げてよ」
しかしポーラはキャロルに向かって歩いていく。
マギーはキャロルに「撃ちなさいよ」と説得する
ポーラ:「そうよ、撃ちなさいよ。もうすでに全て失ったわ。」
背後に突き刺さっていたウォーカーが抜け出しキャロルに手をかけ、驚いたキャロルが銃をポーラの方へ向けて撃ってしまう。
マギーがウォーカーを始末する。
その瞬間、ミシェルが現れ、マギーがすかさず彼女に襲い掛かる。ミシェルと取っ組み合いになったマギーにミシェルはナイフでマギーのお腹をめがけて切ろうとし、マギーのシャツが破れる。
マギーはぞっとしミシェルを凝視したが、その瞬間キャロルがシェレの頭を撃つ。
ポーラは先ほどの銃弾で床に座り込んでいたが、キャロルの勇士ぶりを見て笑い言う
「あなた、できるじゃないの」
ポーラ:「あなたは小鳥のように弱かったのにね。でも今は違うんでしょ?私もよ」
キャロル:「逃げろっていったじゃないの」
ポーラはキャロルに尋ねる
ポーラ:「あなたこんな事ができるのに一体何をそんなに恐れてるのよ」
キャロル:「私が恐れていたことはこの事なの」
とポーラに銃を構えながら答える。
ポーラはそれを聞いて笑ったが、一瞬をついてポーラはキャロルに攻撃する。
ポーラとキャロルは取っ組み合いになるが、ポーラは壁から跳ね除けた衝動でウォーカーが突き刺さっていたものに刺さってしまい、さらにウォーカーに顔を食われてしまう。
ポーラの叫び声と共に、ポーラが持っていた無線機から音がし、ポーラの仲間がたどり着いた事を報告する。
キャロルは無線のスイッチを入れ応答する
「殺し場で集合よ」
***動画ここまで
マギーとキャロルはポーラの仲間が来るのを隠れ待っていた。
キャロルはもう20人も殺してしまったことをマギーに言う。
マギーはもうそんなことは考えないようにしたほうがいいと言うがキャロルは「できないのよ」と声を震わせる。
ポーラの仲間が建物に入ってきて、指示通りの場所へ行く。
向こう側のドアは鍵が閉まって開かなくなっており、床にはガソリンがばら撒いてあった。
ポーラの仲間が全て中へ入ったのを確認し、マギーたちはタバコを床に落とし入り口のドアを閉めて、今来た連中を閉じ込める。
ガソリンは燃え上がり、中からは叫び声があがるが、マギーとキャロルは静かにその場から離れ出口へと向かう。
ちょうど出口へ着こうとした瞬間、リックたちが中に侵入しようとしているところだった。
マギーはグレンに抱きつき、ダリルはキャロルを抱きしめる。
マギーはリックたちに人質にしたグループは全滅したことを伝え、リックは捕らえていたプリモにニーガンはどこにいるのか、バイクはどうやって見つけたのかと聞くが、プリモは答える
プリモ:「俺がニーガンだよ。いろいろ話そうじゃないか。」
リックは瞬時に
「こんなことになって悪いな」
と言い、プリモの頭を撃つ。
>>>>>続く
新キャラ・没キャラ
新キャラ
没キャラ
まとめ
- キャロルとマギーが蓄殺場につれていかれる
- キャロルが過呼吸になる(演技か?本当か?)
- ポーラの過去が明らかになる(初めて殺したのは上司だった)
- ロザリーでガムテープを切り、マギーを助けるキャロル
- キャロルに森で撃たれた男は死んでウォーカー化する
- キャロルはそのまま逃げようとしたが、マギーは連中を始末しなければいけないと言う
- キャロルはポーラをなかなか撃とうとしなかった
- キャロルとマギーは捕まえたグループ全員始末する
- ポーラの仲間がかけつける
- マギーとキャロルはトラップ(罠)をつくり、ポーラの仲間を閉じ込めガソリンに火をつける
- 建物出口付近でリックたちに再開する
感想
いやー、今回こそは重要人物がどうかなるような予感がしてたんですが、見事に破られました(笑)
キャロルがおかしくなって、演技なのか本当なのか分からないくらいやばかったですね。
もうキャロル、すご過ぎです。ロザリーを手にする様子なんて、ゲイブリエルになっちゃったの?て感じです。
というか、ひょっとしたらゲイブリエルを連想させて演じていたのかもしれませんね。
今回の見所は、珍しく敵が女性陣であること、そしてキャロルがそのリーダーであるポーラに対してなにかしらの共感を得ているような部分を見せる所。そして、ポーラも最後にはキャロルに「同類の人間」であることをほのめかしています。
もし同じ仲間だったら語り合える仲になってたかもしれませんね。
訳には入れてなかったのですが、ポールの仲間が駆けつけたときに
「皆殺しにしろという命令だ」
と言っていたので、結局は殺し合いになっていたと言うことでしょう。その際キャロルとマギーは無事に戻されたかどうかは謎ですね。
今回は久しぶりにキャロルの「葛藤している」側面を見ることができました。その反面、マギーはとても冷酷に人間を殺すことに躊躇は一切なしです。
少し語り合ったミシェルに対しても全く動じずに立ち向かっていくマギー。実は一番強い女だったりしてw
しかし、ミシェルとやりあったときにシャツのおなかの部分が破れてしまいました。これはマギーが怪我をしたということなのでしょうか?気になります。
今回の「人質」編は二人とも無事に脱出できたので、前回2回のパターンを破ることになりました。
今シーズン残りあと3話です。最終話まで犠牲者なしに引っ張るのでしょうか。。。。うーん
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